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「#つぶやき市長と議会のオキテ劇場版」〝フェアな眼〟で見る石丸伸二氏

東スポWEB 2024年8月27日 14時5分

【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。都知事選で旋風を巻き起こした石丸伸二さんの“立憲民主党乗っ取り発言”が話題になっています。18日に自身のユーチューブチャンネルで「解散総選挙では次の立憲民主党の党首の方の選挙区で僕が出ます。一騎打ちで」「僕が勝ったら党首にしてください」と言い放ちました。石丸さん次の一手に注目です。

さて、今週は都知事選を終えても話題に事欠かない石丸さんに関連して、彼のこれまでに密着したドキュメンタリー映画「#つぶやき市長と議会のオキテ劇場版」(5月公開)を紹介します。

今作はSNSやユーチューブを活用して全国的に有名となった安芸高田市長時代の石丸さんと市議会に密着した広島ホームテレビ制作のドキュメンタリーです。石丸さんがこんなに有名になるとは誰も思っていない頃からカメラを回していて、彼の大胆な改革と議会との対立を追っています。

石丸さんの政治家としてのキャリアの第一歩目を収めている貴重な映像ということに加えて、ポイントだと思うのが密着が中立の立場で行われているという点です。石丸さんがユーチューブで発信する映像だけでは分からない現場の様子や、議会の議員の言い分などもきちんと拾っている。フェアな視点で捉えていて、単に石丸さんをアゲるだけの作品ではないというところが素晴らしいと思います。

僕はこの映画には若い世代がもっと声を上げていかなければならないという強いメッセージが込められていると感じました。というのも、地方議会の議員は高齢者の方が多いですが、60代以上の方たちはこの先どれだけ市が悪い状態へと向かっても10年ほどたてばもう逃げきれてしまいますよね。自分たちが議員として決断した結果の責任を取らなくていいんです。そう考えるとやっぱり若い世代、政治の責任を取らなければならない世代がもっと台頭しないといけないと思います。この映画で、少しでも政治に興味をもってもらいたいものです。

次回の選挙戦のプランを語るだけで、これほどの注目が集まる石丸さんの話題性は本当に恐るべし。政策の良しあしというのは個人の見解の分かれるところですから一概に評価はできませんが、大きい影響力をもって若い世代の、政治参加の先頭を走る姿には期待をしてしまいます。この機会に、映画で石丸伸二という政治家についておさらいするのも面白いのではないでしょうか。

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