WWF(現WWE)やWCWで活躍したレスリング界のレジェンド、シッド・ビシャス(本名シドニー・レイモンド・ユーディー)さんががんによる闘病の末に亡くなった。享年64。息子のガンナーさんが26日に自身のフェイスブックで発表した。
「親愛なる友人や家族のみなさん、私の父シドが数年間のがんによる闘病の末に亡くなったことをお伝えするのは非常に悲しいことです。強さと優しさと愛にあふれた人でした。彼の存在がとても恋しくなります」とし「私たちは、この喪失を悲しんでいますが、みなさんの思いと祈りに感謝します」と記した。
米紙「ニューヨーク・タイムズ」など各メディアによると、ビシャスさんは1990年代に名声を博し、WWFやWCWでチャンピオンとなった。「業界ではビッグマン(身長2メートル6センチ)として知られ、もっとも大柄な選手だった」とし「自らの力でスターになった大物で、レッスルマニアで2度メインを務めた」と伝えた。
またWWEは公式サイトでビシャスさんの功績をたたえた上で「WWEを恐怖に陥れた最も残忍なスーパースターの一人。彼の怒りを買った伝説の選手を数え上げればわかる」とし、ショーン・マイケルズやリック・フレアー、ハルク・ホーガン、スティング、ブレット〝ヒットマン〟ハートらの名前を挙げていた。