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【MLB】ドジャース右腕フラーティがベンチでグラブ叩きつける 移籍後初黒星で感情爆発

東スポWEB 2024年8月28日 15時14分

ドジャースは27日(日本時間28日)、本拠地ロサンゼルスでのオリオールズ戦に2―3で敗れた。

「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(30)は4打数2安打をマークしたが、1点差を追いかける5回の第3打席では無死一、二塁のチャンスで打ち上げて三飛に倒れ、チームも反撃できなかった。この日先発したジャック・フラーティ投手(28)は7月末にタイガースからトレード加入。1点をリードした5回には出入りの激しい展開となった。

先頭打者のムリンスにはじき返された痛烈なピッチャー返しは92・8マイル(約149・3キロ)。当たればケガにつながりかねない打球だったが、運よく投げ終えた直後のグラブにすっぽりと収まる形となり、投直で打ち取った。球場内のファンも胸をなで下ろしたのもつかの間、次打者のホリデーが放った打球はまたまたピッチャー返し。足元をすり抜けて中前へ抜けた。そして一死一塁からウリアスに投じた2球を完璧に捉えられ、打球は左翼フェンス後方にあるブルペン内に着弾。手痛い逆転2ランを食らってしまった。

さらに、二度あることは三度あるということなのか…。走者がいなくなった場面で迎えたカウザーの打球はまたもやピッチャー返し。今度は背中を向けるようによけようとしたが、無情にも右手首付近を直撃した。これにはドジャースベンチも肝を冷やし、ロバーツ監督も心配そうにマウンドに直行。ただ、幸いにも大事に至らなかった模様で投球練習を行った後に続投だ。さらなる得点を許さず、当たった箇所にテーピングを巻いて登板した6回も無失点に封じた。

結果は6回まで99球を投げて被安打6、5奪三振で3失点。悔しさのあまりか、ベンチに自身のグラブを叩きつける場面もあった。この日の登板がドジャース加入後5度目の先発で、新天地で喫した初黒星(3勝)。ファンからは「気持ちのこもった闘志ある投手は個人的にはとても好印象」「これ以上負傷者リスト増やしたくない」などの声が寄せられた。

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