来夏の再結成ツアーを発表した世界的ロックバンド「オアシス」の人気に便乗し、会場近辺のホテルが約8倍の急激な値上げを明らかにしている。SNS上では「ホテル側は暴利をむさぼっている」とファンからの抗議が殺到している。英紙サンが27日に報じた。
オアシスは27日に来夏の再結成ツアーの日程を発表した。ところが発表から5分もたたないうちに、初日公演(7月4日、5日)が行われるカーディフのマリオット・ボンヴォイ・ホテルは、宿泊費用を通常の120ポンド(約2万2000円)から約8倍の899ポンド(約17万円)までの値上げを発表した。
また地元マンチェスター公演の会場ヒートンパーク近くのVロッジホテルは、たった1泊で728ポンド(約13万9000円)の高値に上がったという。
この〝便乗方法〟にファンが激怒。SNS上で大論争になっている。あるファンは「チケット争奪戦が始まる前からぼったくりが始まっている」と怒りの声を上げ、別のファンたちも「カーディフのホテルの料金は通常料金の7~8倍になっているところもある。狂気の沙汰だ」「すべてのホテルが通常の5倍以上の料金を請求したり、満室になっているなんて信じられない」との声を上げている。
チケット発売の前に起きたホテル争奪戦。チケットは31日から発売されるが、これまたとんでもない高値がつきそうだ。