Infoseek 楽天

WWE移籍確実視のジュリアが胸中激白「プロレス界の大谷翔平を目指します!」

東スポWEB 2024年8月29日 6時19分

近日中にWWEへの移籍が確実視されるジュリア(30)が、直撃に胸中を明かした。25日のマリーゴールド新木場大会で行われた26人掛けで日本ラストマッチを終え、仲間に盛大に送り出された。これまで日本の女子プロレス界を盛り上げると宣言してきたが、イヨ・スカイやカイリ・セインが活躍する世界最大団体へ挑戦する。ついに海を渡る〝お騒がせ女〟が目指す存在とは――。

――日本を離れる日も近いが今の心境は

ジュリア プレッシャーはすごくある。向こうは日本と規模も戦い方も違うし、何もかもが別世界。でも今まで自分のやってきたことを大事にしつつ、新しい場所で一個ずつしっかり学んで、成長していきたい。もちろん超特急で。一気にはい上がってやろうっていう気持ち。

――語学力について

ジュリア 大事なのはハートです! 最初はbe動詞もわかんないし、単語もDOG(犬)しか知らなかった。それでもコミュニケーションはとれていたけど、昨年末くらいからちゃんと勉強し始めて、英会話や問題集を毎日5、6時間、最低2時間は勉強するようにしてる。ドラマや映画を見てたら、徐々に理解できるようになってきた。あとは向こうに行ってからの慣れもあるかな。

――リングネームは

ジュリア 実際にどうなるかわかんないけど、ジュリアの名前が残ればいいなって思ってる。

――憧れたイヨと初対戦の可能性もある

ジュリア 昔(2019年12月)、新宿2丁目でお会いした時「リングは世界中がつながってる」って言っていただいて。今まで何度も壁にぶち当たった事はあるけど、なんとか乗り越えてきた。その中でも今回の挑戦は最大の舞台。イヨさんをはじめ、他の日本人選手たちもきっといろんな挑戦をし続けて今があるはず。自分が「行ってきます」って言ったからには中途半端にはできない。するつもりもないけどね。仮にそうなったら先人たちにも失礼だし、日本の女子プロレスもバカにされてしまう。全てを背負う覚悟です。

――4月に祭典「レッスルマニア40」で先人たちの試合を見た

ジュリア 海外の選手は女子でも男子並みに背が高かったり、筋肉もりもり。ダイナミックな選手が多い中で比較すると日本人は体が小さい。でも日本のプロレスのレベルは高いなって。物理的なサイズが全然違うのに、持ってる技術やオーラで本当に大きく見えた。すごく刺激を受けましたね。

――自分があの舞台に立つ姿を想像したか

ジュリア はい。そこも目標にしなきゃいけない。努力を続けた人だけがあの場に立てると思うから、こんなふうにみんなに送り出してもらったからには簡単に帰れない。とことんやってやります!

――今後のプロレスラー人生について

ジュリア 今まで何度も人生のプランを考えたことはあるけど、その通りにいったことは一度もない。ジュリアがジュリアでいられる限り全力で戦いたいし、もうこれ以上、お客さんに見せられるパフォーマンスができないと思ったら、選手としてリングを下りる時だと思う。ただ、いつか日本に帰ってきたら、還元したいと思ってるから、ずっとプロレスに関わって生きていくと思うな。

――米国でプロレス以外のジャンルで活躍している日本人といえば誰が思い浮かぶか

ジュリア 千葉真一さん、大ファンです。あ、そうじゃなくて? スポーツ界で言えば大谷翔平さんですね。今の自分には別次元の人すぎて、そういう存在を見ると自分はまだまだだって実感する。でも夢はデッカくだよね。プロレスを始めたころの自分は、女子プロレス大賞取ったり、チャンピオンになってお給料がこんなにもらえるとか想像もできなかった。でもそれは夢であり目標の一つだった。大変なこともあったけど、だからこそ達成できた時の喜びは大きい。夢を持つって素晴らしいことだよな。

――確かに

ジュリア プロレスラーたるもの、夢を与える存在にならなきゃいけない。そのためには、常に満足をせず夢に向かって突っ走っていかなきゃって、最近練習生が増えて改めて思ったんだよ。よし、ジュリアはプロレス界の大谷翔平を目指します! 今後とも応援よろしくお願いいたします!

☆ジュリア 1994年2月21日、イタリア人の父と日本人の母の間に英ロンドンで生まれる。元キャバクラ嬢で元イタリア料理店店長という異色の経歴を持つ。2017年10月29日アイスリボン後楽園大会でデビュー。19年11月にスターダム移籍後頭角を現し、20年度「プロレス大賞」女子プロレス大賞を初受賞。24年3月いっぱいでスターダムを退団後、マリーゴールドの旗揚げメンバーとして団体をけん引した。必殺技はグロリアスドライバー。162センチ、55キロ。

この記事の関連ニュース