米国・ＡＥＷの「ＡＥＷ ＤＹＮＡＭＩＴＥ」が２８日（日本時間２９日）に放送され、新日本プロレスの石井智宏（４８）が〝ハングマン〟アダム・ペイジ（３３）とのシングルマッチで敗戦を喫した。
今夏の「Ｇ１クライマックス」出場者決定トーナメントで敗退し本戦出場を逃した石井はその後、ＡＥＷに継続的に参戦。この日の大会では新日本マットでも活躍し、元ＡＥＷ世界王者でもあるペイジと激突した。
激しいエルボー合戦で幕を開けた一戦は、互いに一歩も譲らない意地の張り合いが続く。ペイジのエルボーを浴びながらも前進した石井は、強烈なエルボー一撃でダウンを奪うとバックドロップを発射。雪崩式ブレーンバスターで攻勢に出たが、打撃の応酬からエルボーかわされるとクロスフェースに捕らえられ反撃を許す。
ジャーマンを着地された石井は逆にペイジのジャーマンを浴びてしまうが、バックショットラリアートを阻止すると変型ドライバーでマットに突き刺す。しかし垂直落下式ブレーンバスターは防がれてしまい決定打を放てない。ヘッドバットからラリアートを放つも、ペイジのローリングラリアートでダウン。驚異的なタフネスで立ち上がりラリアートの相打ちを繰り広げたが、最後はデッドアイからバックショットラリアートを決められ３カウントを奪われた。
敗れはしたものの、ＡＥＷマットでも激闘続きの石井の存在感は日に日に増すばかり。新日本マットには次期シリーズ（９月６日、名古屋で開幕）から復帰する。