ドジャースの大谷翔平投手（３０）は２８日（日本時間２９日）に本拠地ロサンゼルスでのオリオールズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場し、初回に３試合ぶりの一発となる４２号ソロを放った。
相手先発は２０２１年のナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕のバーンズ。７月のオールスター戦では初回に対戦して四球だった。初回先頭、カウント１―２からの５球目、外角の８７・４マイル（約１４０・６キロ）のスライダーをバットで拾うようにフルスイング。角度３３度、打球速度１０２・２マイル（約１６４・５キロ）で高々と舞い上がると、右翼席に吸い込まれた。先制の４２号は今季４本目、通算１０発目の先頭打者弾で、飛距離３９１フィート（約１１９・２メートル）だった。
この日は大谷と愛犬デコピンの首振り人形が先着４万人に配布されるとあって球場は大混雑。一番乗りのファンは試合開始１２時間前に並んだ。そして試合前の始球式に大谷に抱きかかえられてデコピンが登場。ボールをマウンドに置いて、〝待って〟と合図を送った大谷がキャッチャーの位置に座ると、ボールをくわえたデコピンが猛ダッシュ。大谷に無事にボールを渡してハイタッチ。大歓声に包まれた。