３０日の阪神戦（甲子園）に先発予定の巨人・戸郷翔征投手（２４）が２９日、ジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。屋外でランニングやキャッチボールで汗を流した。
台風の影響で悪天候が予想される中、戸郷は「やるだけだなと思います。（相手の）状態も後半になって上がってきているでしょうし、そこをどう崩せるかを意識したいと思います」と力を込めた。
前回登板の阪神戦（１４日＝東京ドーム）では９回７安打無失点の完封勝利。その一方で甲子園での前回登板（１日）は序盤から猛虎打線に捕まり、５回８安打６失点の乱調で黒星を喫している。「（前回は）ヒット１本でもすごい盛り上がりでしたし、他の球場とは違う雰囲気があるのでこの波にのまれないように意識しながらやっていきたい」と、雪辱を誓う右腕は５月にノーヒットノーランを達成した聖地で１０勝目をつかみ取る決意だ。
打線の奮起も心強い材料となっている。「（岡本）和真さんもたくさん打ってますし、得点も取ってくれているのであとはピッチャーがどれだけ踏ん張れるかで勝敗も変わってきますし、優勝にも大きく関わってくる」。前夜のヤクルト戦で４打数３安打と大暴れの主将・岡本和に言及しながら自身の思いを吐露した。
４連勝中のチームは首位・広島とゲーム差なしの２位。若きエースが快投で奪首に導く。