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【阪神】反攻のカギは佐藤輝明の〝9月大噴火〟 球団関係者「チームも上昇気流に乗れる」

東スポWEB 2024年8月30日 5時9分

サトテルならきっと何とかしてくれる…。セ3位の阪神は29日のDeNA戦(横浜)が台風10号接近の影響で中止となった。試合開始予定の4時間30分前となる午後1時30分に中止が発表されると、岡田彰布監督(66)らナインは練習も行わず、帰阪するため新幹線に足早に乗り込んだ。

指揮官が新横浜駅構内で「最悪や…」とつぶやいた通り、チーム状態は芳しくない。敵地横浜では手痛すぎる2連敗を喫し、首位に浮上した巨人とは5ゲーム差。4位・DeNAにも1・5差まで迫られ、球団史上初の連覇どころか、CS進出圏の確保すら怪しくなっている。

八方ふさがりの苦境を打開するため、複数の球団関係者やOBが最後の望みをかけているのは主砲・佐藤輝明内野手(25)の〝9月大噴火〟だ。虎の規格外男は直近6戦合計23打数3安打と絶不調。前日28日のDeNA戦(横浜)ではついに打順を4番から6番に降格させられたが、4タコ1失策と攻守で精彩を欠く内容に終わっている。

それでも「不調期も長いけど、いったん打ち始めたら止まらなくなるのが佐藤輝の最大の魅力。アイツがもう一度好調期に突入してくれれば、チームも上昇気流に乗れるはず。去年の秋ごろのようにね」と語るのは球団関係者。昨年9、10月の佐藤輝は出場26試合で打率3割5分6厘、9本塁打、29打点と大爆発し月間MVPも獲得。背番号8の打棒に引っ張られるようにチームは11連勝を決め、岡田監督を宙に舞わせた。

「球場の空気を一変させることができる、華のある存在感は唯一無二」と語るのは球団OB。理不尽なまでの打力で周囲のムードを激変させられる佐藤輝のポテンシャルこそ、9月反攻のカギになるとみている。

貴重な休養期間を有意義に使い、背番号8は少しでも状態を上げられるのか。サトテルが打てば阪神は勝つ。

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