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【秋場所】照ノ富士の〝休場&優勝サイクル〟に横審が言及「これだけケガして優勝しちゃう」

東スポWEB 2024年8月30日 6時4分

横審の見解は…。大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)を控えた29日、横綱審議委員会(横審)による稽古総見が国技館で行われた。横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)は持病の糖尿病とヒザ痛のため参加しなかった。

この日は、横審・山内昌之委員長(東大名誉教授)が所要のため欠席し、都倉俊一委員(作曲家)が取材対応。照ノ富士の不参加について「残念です」と率直な思いを口にしながらも「横審としては万全を期してもらいたい。私どもとしては、長持ちしてほしいと願うしかない」と一人横綱の体調面を気遣った。

照ノ富士は一昨年の秋場所から4場所連続で休場し、昨年夏場所で8度目の優勝を達成。その後は3場所連続で休場し、今年の初場所で9度目の優勝を果たした。先の名古屋場所も2場所連続休場明けで10度目のV。長期休場と賜杯奪回を繰り返す状況が続いている。

都倉委員は「(照ノ富士は)1年半以上、こういう感じで…。でも、出場すれば、優勝しますから。そういう意味では歴史に残る横綱。これだけケガして優勝しちゃうんだから」。横綱の実力と功績を評価する一方で、取って代わる力士が台頭しないことへの寂しさもにじませた。

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