パリ五輪レスリング女子６２キロ級で金メダルを獲得した元木咲良（２２＝育英大助手）が、女子選手の裾野拡大にも貢献する。
レスリング日本代表は合計１１個のメダルを獲得したこともあり、競技に対する注目度も急上昇中。一方で、昨年９月の全国高校体育連盟の発表によると、競技の登録者数は男子１７２２人、女子２２９人と男女で大きな差がある。五輪女王は「特に女子は人口が少ないので、増えれば競技レベルも上がる。男子よりは全然ですけど、競技レベルは上げていかないといけない」と当面の課題を指摘した。
その上で「私もレスリングに関して不器用だったりして、あまり上手ではなかったりする。そういう自分の短所を補える、誰でも勝ち方が探せるスポーツだと思う。小さい子であったり、そういう方に広めていけたら一番いいのかなと」と競技の魅力を語った。
日本の女子レスリングをけん引する一人として、普及にも力を注いでいく構えだ。