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若狭勝氏「尖閣は中国の領土」発言でNHKの法的措置は「責任転嫁。危機管理においてもってのほか」

東スポWEB 2024年8月31日 11時19分

元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が30日夜、ユーチューブチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」を更新。NHKのラジオ国際放送で、中国籍の外部スタッフが沖縄県・尖閣諸島について「中国の領土である」と発言したことに言及した。

若狭氏は、この問題を「放送テロとも思える大問題」と言う。かつて洞爺湖サミットでテロ対策の責任者を務め、議員時代にはテロ対策法案をつくるなど、自身を「テロ対策の専門家」という若狭氏は、テロは内部協力者がいたり内部にテロ犯がいたりすると、「結構、簡単になされてしまうというのが視点として大事」と指摘した。

若狭氏は「それによってテロの危険性が高まる。その意味ではNHKにはそうした視点や危機意識がないということが今回、露呈された。いわば自分たちは被害者であって、そのため中国籍の男の責任追及をするという、いわば責任転嫁。これなどは危機管理においてもってのほか」と斬り捨てた。

さらに今回の対応を見て、「NHKが放送事業者に求められている基本中の基本をわきまえていないということが露呈した」とも指摘した。

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