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大谷翔平が史上初の「43―43」達成!チームは辛勝でDバックスとのゲーム差は5に拡大

東スポWEB 2024年8月31日 14時49分

ドジャースの大谷翔平投手(30)は30日(日本時間31日)に敵地フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場し、メジャー史上初の「43―43」を達成した。2回に二盗に成功して43盗塁、8回に2試合ぶりの一発となる43号を放ち、4打数2安打2打点、2得点1盗塁だった。打率2割9分4厘。チームは10―9で競り勝って3連勝。地区2位のダイヤモンドバックスとのゲーム差を5に広げた。

メジャーに新たな歴史を刻んだのは9―5の8回二死無走者だった。マウンドは4番手の右腕シーウォルドだ。2ストライクからの3球目、真ん中高めの93マイル(約150キロ)のフォーシームを逆方向へバットを跳ね上げた。角度32度、打球速度99マイル(約159・3キロ)で高々と上がると左中間席へ舞い落ちた。3試合ぶりの43号ソロは飛距離380フィート(約115・8メートル)だった。史上初の「43―43」を達成。同時にチェース・フィールド初アーチ。これでメジャー29球場目、現在の本拠地球場では27球場目だ。

ナ・リーグ本塁打王争いで2位のオズナ(ブレーブス)に6本差とリードを広げた。

相手先発は右腕ゲーレン。初回先頭は初球、ほぼ真ん中の94・3マイル(約151・8キロ)のフォーシームをフルスイングすると打球速度114マイル(約183・5キロ)の痛烈なライナーは右翼線を破る二塁打となった。通算5打数無安打、4三振1四球の天敵から7打席目の初安打となった。二塁打は今季30本目で2022年に並ぶ自己最多タイだ。続くベッツの遊ゴロで三塁へ進み、この日、スタメン復帰したフリーマンの18号2ランで先制のホームを踏んだ。

3―2と勝ち越した直後の2回無死一、三塁は初球、94・6マイル(約152・2キロ)のフォーシームが右ヒジのガード付近を直撃。そのまま、しゃがみ込むとブーイングが上がった。無死満塁でベッツが中犠飛を放ち、4―2とリードを広げ一死一、三塁とチャンスは続く。3番フリーマンの4球目に二盗に成功。今季43盗塁目で、史上初の「43―43」に王手をかけた。フリーマンの一ゴロで三走が生還して5―2とした。

5―5の4回先頭はフルカウントからの6球目、真ん中低めの81マイル(約130・4キロ)のナックルカーブにバットは空を切った。

6回二死三塁は3番手の左腕マンティプライと対戦。カウント1―2からの4球目、外角低めのチェンジアップが暴投となり、三走が生還し、6―5と勝ち越した。最後はフルカウントからの6球目、内角低めの78・6マイル(約126・5キロ)のカーブに空振り三振に倒れた。

ナ・リーグ地区2位ダイヤモンドバックスとの今季最後の直接対決4連戦。首位攻防戦の初戦を取ったのは大きい。

残り27試合、史上初の「50―50」が現実味を帯びてきた。

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