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【フィギュア】プルシェンコのアカデミーでドーピング問題勃発 露メディア「誰が責任を負う?」

東スポWEB 2024年8月31日 16時35分

ロシアのフィギュアスケート界で発生した新たな〝ドーピング問題〟が波紋を呼んでいる。

ロシア反ドーピング機関(RUSADA)は、メルドニウムとシブトラミンの使用で17歳のバルバラ・ゴロブチェンコに5年間の資格停止処分を下したと発表。ロシアメディア「sports.ru」によると、トリノ五輪男子金メダルで〝皇帝〟と称されるエフゲニー・プルシェンコ氏のアカデミーに所属しており、地元の大会などで活躍していた。

同メディアは「誰が責任を負うのでしょうか?」との見出しを立て、大々的に報道。「彼女はプルシェンコのアカデミーのスポーツ拠点でトレーニングキャンプに参加していた。ドーピング問題があったという事実はゴロブチェンコ、代理人、アカデミーには知らされなかった。ゴロブチェンコ選手は処分が下されるずっと前にアカデミーを辞めた」と明かした。

その一方でゴロブチェンコの母親が反論。ロシアメディア「スポーツ・エクスプレス」に「私たちは薬物を摂取したのはゴロブチェンコではなく別の人物であり、その痕跡が誤って選手の体内に入ったという文書を提出した」と切り出した上で「何らかの理由で捜査側が主導したRUSADAの側に立った。ゴロブチェンコが薬を服用していたという証拠を提供されなかった。ゴロブチェンコは深刻なトラウマを抱えており、自分は何も飲んでいないこと、正義ではないことが起こったことを知っている」と不満をのぞかせたという。

プルシェンコのアカデミーでは以前にもドーピング違反で処分が下った選手もいるだけに、かなり闇が深そうだ。

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