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【スターダム】中野たむ ワールド王座に返り咲きで大号泣「真っ赤な一番星に!」

東スポWEB 2024年8月31日 20時34分

女子プロレス「スターダム」の中野たむが、約10か月ぶりのワールド王座に返り咲いた。

31日の東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ大会では、同王者で極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」のリーダー・刀羅ナツコ(33)に挑戦。昨年10月に当時の王者だった中野が同王座戦で刀羅の挑戦を受け、試合中に左ヒザを負傷した因縁の相手だ。中野は4か月間の欠場を強いられ、翌月に同王座返上を強いられた。

しかも刀羅には今月4日の浜松大会で突然髪の毛を切られ、左ヒザを鉄パイプで破壊される暴挙に見舞われた。その後のリーグ戦「5★STAR GP」では痛めた左脚を狙われ、6戦全敗で全日程終了。左ヒザを痛めた状態で決戦の日を迎えたが、中野の目には闘志が宿っていた。

この日はいきなり場外乱闘を仕掛けられると、客席に投げ飛ばされピンチに。さらに左ヒザに集中攻撃を浴びせられ、走ることもままならない状態になってしまった。

それでも決死の思いでプランチャを発射。形勢逆転に成功すると、刀羅が2021年7月に当時のワールド王者・林下詩美に挑戦した際、痛めた左ヒザを足4の字固めで締め上げていった。

20分を過ぎには中野がトワイライトドリーム(変型猛虎原爆固め)を決めたところで、ヘイトのセコンドに介入されリング上は大混乱に陥った。すると中野のセコンドにいた安納サオリが小波のスプレー攻撃を刀羅に誤爆させ、なつぽいが場外のヘイト勢にプランチャを放ちアシスト。ここで流れを一気に奪うと、最後は中野がトワイライトドリームで3カウントを奪った。

同会場は2年前にジュリアに敗れ、5★STAR準優勝に終わった地。雪辱を晴らした中野はマイクを持つと「戦うのって、すごく痛くてしんどくて…それでも最高だ!」と絶叫した。

同王座を2度目戴冠したのは紫雷イオ(現WWEイヨ・スカイ)、岩谷麻優に続いて3人目。快挙を成し遂げた中野は「何度くじけそうになっても、またこうして夢をかなえることができたのは仲間と皆さんのおかげです。みんなのおかげで私は真っ赤な一番星に返り咲くことができました!」と喜びを爆発させた。

「スターダムの最先端に立って、みんなを宇宙一幸せな景色に連れていく。約束する」と誓った中野の逆襲劇が始まる。

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