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【阪神】西勇輝 雨中の5敗目「誰のミスとか、誰のせいとかそういうことじゃない」

東スポWEB 2024年9月1日 22時44分

阪神・西勇輝投手(33)が1日の巨人戦(甲子園)に先発。7回途中3失点で今季5敗目(6勝)を喫した。

負けられない戦いが続く中、8月30日の同カードでの先発予定が雨天中止となっての登板。粘り切ることができず、7回終了時に降雨コールドで1―3の敗戦を喫し、首位・広島とのゲーム差は5・5と広がった。

西勇は立ち上がりから好調だった。初回を三者凡退に切り抜けるなど3回までは無失点。1点リードの4回は一死二塁から大城卓の右前適時打で同点に追いつかれたが、6回まで3安打ピッチングと巨人打線を抑えていた。

だが、暗転したのは7回だった。先頭・大城卓に左前打、続く吉川尚の三塁へのバントが内野安打となると、三塁手・佐藤輝の悪送球も重なって無死一、三塁のピンチ。ここで門脇に前進守備の二遊間を抜かれ、1点を勝ち越された。続く小林には三塁線にセーフティースクイズ(記録は犠打野選)を決められ、3点目を献上。菅野を三振に打ち取ったところで、救援陣にマウンドを託すこととなった。

「(7回は)試合を決めたイニングやと思いますね。(雨脚が強まった中での投球に)それは言い訳になる。そんなことではない。誰のミスとか、誰のせいとかそういうことじゃない。みんなでカバーするしかない。雨でこうしてコールドなったけど。そういうのが起きる前に勝利に導いていけるようにしておかないと」

7回からは明らかに雨脚が強まった。その結果、8回を迎える前に雨天コールドとなった。それでも西勇が敗因を他に求めることはなかった。あくまで6回1/3を6安打3失点という結果を受け入れ、自ら責任を背負い込んだ。

相手先発の巨人・菅野は1歳年上で2019年まで4年連続で自主トレをともにした間柄だ。通算で7度目の投げ合いとなったが「師匠に勝てないですね。投げてて勉強になるし、見ていても勉強になる。早く1勝したいし、1勝するのが目標。今日も素晴らしいピッチングでした」と脱帽だった。

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