５―１と快勝した１日のヤクルト戦で広島の先発・玉村昇悟（２３）がプロ初のシャットアウト勝利をあとわずかで逃した。
立ち上がりからテンポよく、ストライク先行の投球でヤクルト打線を８回まで散発４安打に。中盤までに赤ヘル打線から５点の援護をもらい、プロ初完封達成を目指し９回のマウンドへ向かっていた。だが、最後は燕打線の抵抗にあい、連打と四球で無死満塁のピンチとなった。１１５球と球数も費やしていたこともあり、新井貴浩監督（４７）はここで、守護神・栗林にスイッチ。「初完封やらせてあげたかったんですけど、まずは勝たないといけないので。セーブシチュエーションになったので」と交代の理由を説明した。
プロ初完封を目前で逃した左腕は、自己最多タイとなる４勝目を喜びつつ「投げ切りたいところでしたけど、栗林さんには感謝しています。また次にいけるときがあったらリベンジしたい」と〝今度こそは〟と意気込んでいた。