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こうなったら要注意!簡単にできる熱中症の予兆チェック

東スポWEB 2024年9月2日 10時50分

【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】

スポーツトレーナー・永井正彦氏が、実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。今回の相談は“熱中症対策”です。

【お悩み】連日の猛暑。熱中症の予兆と予防を教えてください。(40代女性)

【アドバイス】目を軽く5秒間つむり、パッと開けてくらっとしたら要注意!

【解説】普段は自転車で営業先を回ることが多いという、保険会社で働く女性からの相談でした。夏場はできれば日中の営業を避けたいが、お客さんの都合で動くので、気づけば軽い熱中症になっていることがよくあると心配していました。

熱中症の予兆は、簡単にチェックできます。安全な場所で軽く目を5秒間つむり、パッと目を開けた時にくらっとしたり、ふらつくかどうか。ふらつく場合は目が回っている状態なので、熱中症が始まっているサインです。

めまいはシグナルなので、サインが出たらコップ1杯分、100~150ミリリットルほどの水を飲んでください。もしも気分が悪いようでしたら首、脇、股間に風を当てたり、保冷剤などで冷やしてください。

ちなみに体内の水分不足を簡単に把握するには、飲む点滴とも言われる経口補水液が便利です。塩分と糖分の両方が入っているため、水分が足りていないと甘く感じ、足りていると若干しょっぱいか、苦く感じます。どっちを強く感じるかで、体内の水分状態の目安になります。

市販されているものもありますが、砂糖と塩を一定量ずつ量って水に溶かして作ることができるので、緊急時に備えて一度自分で作ってみてもいいかもしれません。

室内で熱中症になることもよくあります。エアコンの効いた空間に長時間いると空気が乾燥しているので、特にご年配の方は、表皮は冷えているため水分不足に気がつかない場合もよくあります。

熱中症は兆候を見逃さないことが大事です。周囲の方ともお互いに声を掛け合って、夏を乗り切りましょう!

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