テニスの４大大会全米オープンで起きた蛮行に、大レジェンドが激怒した。
女子シングルス３回戦でジャスミン・パオリーニ（イタリア）と対戦したユリア・プチンツェワ（カザフスタン）は、ボールガールにボールを渡すように合図したにもかかわらず、渡されたボールを取ろうとも、拾おうともせず無視。２つ目のボールも体に当たったが無視。会場が大ブーイングに沸いた３つめのボールをやっと受け取った。試合は３―６、４―６で敗れた。
この愚行の動画がＳＮＳで出回ると、ブチンツェワに対し非難の嵐。元世界ランク１位で、お騒がせ人物でもあるボリス・ベッカー氏も黙っていられなかったようで、動画を引用し「プチンツェワは自分を何者だと思っているのか…ボールガールに対するひどい態度だ！」と書いた。
批判が殺到したことで、プチンツェワはインスタグラムのストーリーに謝罪文を掲載。「ボールガールが私にボールを渡してくれたときの私の態度について、彼女に謝りたい。正直に言うと、彼女のせいではなかった。ブレークポイントからゲームに勝てなかったことに本当に腹を立て、感情が空っぽになり、何が起こっているのか、誰が私にボールを渡してくれるのかにさえ集中できないでいた。オープンではボールガール全員がいつものように素晴らしいプレーをしていた」と謝罪と釈明をした。
ボールガールのほうが我慢強かったようだ。