「ラーメン二郎」でエネルギーを注入だ。体操男子でパリ五輪３冠の岡慎之助（徳洲会）が２日、国民スポーツ大会（７日、佐賀・ＳＡＧＡアリーナ）に向けた記者会見にオンラインで出席。「見ていて楽しいと思ってもらえるような演技をしたい」と意気込んだ。
先月のパリ五輪は団体総合、個人総合、種目別鉄棒で金メダル、種目別平行棒でも銅メダルを獲得。日本勢では１９７２年ミュンヘン五輪の加藤沢男以来５２年ぶり以来の３冠となった。帰国後もプロ野球・巨人の始球式やメディア出演など各方面から引っ張りだこだが、大好物で気分転換を図ったという。
この日の記者会見で同席した団体総合の金メダルメンバーで同所属先の杉野正尭と、帰国後に豚骨ベースのスープにたっぷりの野菜と背脂が特徴のラーメン二郎を堪能。岡は「パリ五輪後にうれしかったのはたかさん（杉野）と一緒に二郎に行けたこと」と笑みを浮かべると、杉野も「僕も慎之助と二郎に行くのを楽しみにしていた」と頬を緩めた。
今大会の岡は地元・岡山の一員として出場。「もちろん優勝したい。結果を残して恩返ししたい」と王者の演技で頂点の座をつかみ取る覚悟だ。