日本代表GK鈴木彩艶(22=パルマ)が、代表合流前最後の実戦となった8月31日のナポリ戦で物議を醸した退場処分について〝釈明〟した。
鈴木は1―0で迎えた後半30分に、相手のパスをクリアしようとしてペナルティーエリア外へ飛び出して相手選手と接触。同18分に続いて2回目の警告を受けて、退場となった。
交代カードを使いきっていたパルマはGKを投入できず、フィールドプレーヤーのDFデルプラトがGKを務めるハメに。急造GKではさすがに守りきれず、1―2と逆転負け。敗因に直結した鈴木はイタリアメディアからこぞって酷評された。
北中米W杯アジア最終予選の中国戦(5日、埼玉)に向けて森保ジャパンに合流した鈴木は、3日の練習後に取材に応じ、この退場劇について語った。
「審判の捉え方だと思うけど、自分としてはボールに行って、そのあと相手選手にあたらないようによけた。自分としてはイエローカードをもらっている状況というのがあまり記憶になくて初めてに近いので、そういった状況も考えないといけないのかな」とファウルにはあたらないと持論を語った。
「(チームの)全選手ファウルじゃないと言っていた。でもまあ、取られてもしょうがないところではあったので。みんなポジティブに捉えていたし、ポジティブに声をかけてくれた」と味方からは励まされており、すでに気持ちを切り替えていることを強調した。
森保ジャパンの守護神として期待が高まる鈴木。最終予選で鉄壁の守備を期待したいところだ。