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共産・小池晃氏 〝麻生派〟裏金事件受け自民総裁選に辛らつ意見「身内のかばい合い」

東スポWEB 2024年9月3日 21時59分

日本共産党の小池晃書記局長は3日、国会内で開いた会見で、自民党の派閥「志公会」(麻生派、為公会)に所属した元衆院議員の元秘書が裏金の存在を認める証言をした問題に「極めて重大な事態だ」と批判した。

同派に所属した元国会議員の元秘書は、東京地検特捜部の調べに対し、麻生派の政治資金パーティーの収入から2017年に分配された380万円を事務所の裏金をためる口座に入金したと供述していたことが刑事裁判の確定記録からわかっている。

小池氏は「しんぶん赤旗の昨年12月10日号で、『麻生派も裏金を作っていた』と麻生派の関係者の証言という形でスクープをした。かなり生々しい、ノルマを超えて販売したパーティー券分をキックバック、裏金として茶封筒に入れて返したと。今年の3月3日の日曜版では、麻生派の井上元万博担当大臣が、458万円が2018年の裏金を記載していなかったと。今回は薗田(健太郎)元衆院議員の秘書が、検察に証言したことで動かぬ証拠となった。麻生派が裏金を作ってきたのは明確です」と説明した。

岸田史首相が不出馬を表明している自民党総裁選(12日告示、27日投開票)は、候補者が乱立し、出馬会見ラッシュになっている。

「裏金は自民党全体にまん延していた。与党議員はこの4年間で14人が起訴されている。1人は公明党議員。自民党議員はさまざまな事件で13人が起訴されています。異常な事態です。ところが今の総裁選では真相解明、再発防止のために『企業団体献金を禁止する』とかの議論がまったくない。ある意味で身内のかばい合い、後ろ向きの議論になっていると思います」と小池氏は指摘した。

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