元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が4日までに自身のユーチューブチャンネルを更新。自民党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への出馬を表明した林芳正官房長官についてコメントした。
林氏は大臣の不祥事などが起こると臨時大臣を務めることが多く〝救援リリーフの林さん〟と呼ばれることも。高橋氏は「器用な人」と評した。「いろいろと政策の理解もすごく早い。ある意味では官僚としてはすごい楽。ちょっと話したら『分かりました』という感じ」と能力を高く評価する。
しかしネックとなるのが日中友好議員連盟の会長を務めていた経歴。「今の国際情勢の時にはマイナスにはなるでしょう」と指摘。「今の状況では中国に対してきちんと物を言える人とか。そういう人が求められている」。続けて「(中国と)仲良くやる時は別にいいけど有事があるかもしれないという状況で、国を率いていけるかどうかと疑問を抱く人は出てきますよね」と述べた。
「器用さがちょっと邪魔したのと参議院が長すぎた」と解説し「もっと早く鞍替えしていればよかった。今回は難しそう」とジャッジした。