演歌歌手の松前ひろ子が４日、都内でデビュー５５周年記念曲第２弾シングル「漁り火情歌／波止場で汽笛が鳴く夜は」の発売記念イベントを行った。
１９６９年に「さいはての恋」でデビューした松前。デビューして２年後に交通事故に遭うなど、波乱の歌手人生を送ってきた。松前は「昨日の夜は一人でよく歩いてきたなと、たくさん涙を流しました。苦しかったですが、苦しさをバネに、その苦しかったことを全て忘れて歌える幸せをいただきました」と感謝の言葉を口にした。
一昨年、舞台で転んだことがきっかけで出術を受けた。現在もつえをついている状態で、「右足の指先がマヒしている。リハビリ中なのですが、いまは新しいリハビリの先生を探している」という。
そんな状態でも６日には大阪・新歌舞伎座で行われる三山ひろしの特別公演にゲスト出演するため、大阪に移動する。松前は「つえを手にもってマイクを持つので所作もできない。正直悲しい」とは言いつつも、「今年１年、三山君と全国を回っていきたい」と５５周年を駆け抜けることを誓った。