日本代表ＦＷ前田大然（２６＝セルティック）は〝大の虎党〟として、阪神の連覇をまだまだ諦めていない。
北中米Ｗ杯アジア最終予選の中国戦（５日、埼玉）に向けて、森保ジャパンは４日に試合会場で最終調整を行った。
所属のセルティックで絶好調の前田は「個人でどんどん打開していかないと、ゴールに向けて開いていかない。自分の特徴を発揮して、チームとして戦えれば勝てると思う。自分たちのサッカーをすれば勝てると思う」と初戦からエンジン全開モードだ。
主力として迎える最終予選には「もう若くもないし、いろいろ経験して自信もついてきた。平常心で戦えればいいと思う」と風格たっぷりだ。
その一方で、９月に入って佳境を迎えたプロ野球にも目を向けている。かねて熱烈な阪神ファンであることを公言。自身はクラブでシーズン開幕直後、代表でも最終予選と多忙を極める中でも「結果だけは見ている」としっかり愛するタイガースの動向はチェックしている。
昨季はリーグ優勝、そして３８年ぶりの日本一を達成。今季は岡田監督の口癖と連覇をかけて「アレンパ」を目指しているが、３日時点で首位広島と４・５ゲーム差と土俵際に追い込まれている。
それでも大逆転のアレンパへ「諦めてないっすよ」と前田。韋駄天ストライカーの熱き思いが、虎ナインの後押しとなるか。