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ビニシウス「スペインのW杯開催変えるべき」発言が波紋 マドリード市長「発言訂正を」

東スポWEB 2024年9月5日 11時19分

スペイン1部レアル・マドリードのブラジル代表FWビニシウス(24)の発言が大きな波紋を広げている。

かねて人種差別の攻撃を受けていることに不満を表明していたストライカーは米メディア「CNN」のインタビューに応じ「肌の色を理由に侮辱することがいかに重大なことかを理解してほしい。2030年までに状況が改善しなければ(W杯)開催国を変えるべきだ」とコメント。ポルトガルなどとW杯を共催するスペインの開催権剥奪を求める考えを明かしていた。

しかし、スペイン紙「マルカ」など各メディアによると、この見解に多くの関係者が猛反発しているという。マドリード市のホセ・ルイス・アルメイダ市長は「発言の訂正を希望する。社会に人種差別的な出来事があるのは承知しており、終わらせるべき努力をしなければならない。スペインやマドリードが人種差別的な社会であると言うのは不公平だ」と訴えた。

また、スペイン代表を指揮するフエンテ監督は「スペインは人種差別主義者ではない。他国が見るべき模範だ」とし、Rマドリードで同僚の同国代表DFダニエル・カルバハルも「人種差別に反対する。ビニシウスが苦しんでいることは知っている」としながらも「スペインはW杯開催を剥奪されるのに値しない。多くの文化的多様性を持つ国だ」と語っていた。

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