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「毎日守備でプレー」大谷翔平よりメッツ・リンドアをMVPに推す理由 元メジャー選手が力説

東スポWEB 2024年9月5日 11時34分

ドジャースの大谷翔平投手(30)が本命視されているナ・リーグMVP論争で対抗馬にメッツのフランシスコ・リンドア内野手(30)が急浮上している。そんな中、MLBネットワークの番組「MLBナウ」は4日(日本時間5日)、ゲスト出演の元大リーガーのロン・ダーリング氏とニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者が「大谷対リンドア」でナ・リーグMVP論争を繰り広げた。

リンドア派のダーリング氏は「彼は(1番で出場した96試合)23本塁打、63打点、OPS9割3分7厘と、先頭打者に願うことを全てやっている上、球場内外でのリーダーシップも素晴らしい。加えて毎日、守備でもプレーしている。162試合、通算1450イニングは、DHよりも違いをもたらしている証し」と主張した。

一方、ヘイマン氏は冷静に分析している。

「確かにリンドアの数字もリーダー性もチャリティーにかける意欲も素晴らしく、MVPを受賞したことのないDHが対抗馬であることで可能性はあると思う。オールラウンドの全体的に良いシーズン(リンドア)と、歴史的な要素のある、誰も達成したことのない44本塁打―44盗塁を成し遂げ、おそらく50―50になるシーズン(大谷)とを比べたら、リンドアが乗り越えるのはかなり厳しいと思う」

ダーリング氏は「大谷がDHでやっていることは(守備に就かないので)足がフレッシュだからだ」と強調。5月29日時点で22勝33敗だったメッツが75勝64敗でプレーオフに進出できるワイルドカード圏内まで0・5ゲーム差に迫っているのはリンドアの活躍があるからだと訴えた。

現時点では大谷優位の見方が多いが、メッツがプレーオフに進めばリンドアを推す意見も増えるだろう。最後まで激論が続きそうだ。

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