Infoseek 楽天

【阪神】中日に同一カード3連勝で首位と3差に接近 岡田監督「勝てるチャンスあれば逃さない」

東スポWEB 2024年9月5日 23時47分

セ3位・阪神が5日の中日戦(甲子園)で2―1と接戦を制し、今季5度目の同一カード3連勝。首位・巨人に3ゲーム差、2位に転落した広島には2・5ゲーム差と首位戦線に食らいついている。

試合後の岡田彰布監督(66)は6回以降の4イニングで1点を守り切った桐敷、石井、岩崎、ゲラのリリーフ陣を絶賛。「1点でも勝ってるんやから、それを0点でいくんがリリーフ陣やねんから。(4人に尽きるかとの質問に)そうや。そういうことやなあ」とご満悦だった。

3回無死一、二塁から森下の左前適時打で先制すると満塁となった場面で佐藤輝が右犠飛を放ち、2点をリード。以降は追加点を奪うことはできなかったが、阪神投手陣にはこのリードで十分だった。

先発・大竹は5回を98球、1失点で救援陣にバトンタッチ。すると6回は桐敷がピンチを背負いながらも無失点。「危ないというか、点を取られなかったらいいんだから、危ないとは思っていない」と指揮官は全幅の信頼を示した。

7回は石井、8回からは岩崎、そして9回にゲラと猛虎鉄壁のリリーフ陣がマウンドで仁王立ちし、中日打線を封じた。岡田監督は「そんなん抑えると思て出してるんやから、ああ抑えたなと思てるだけやんか」と述べたが、もちろん野球がそんなに簡単でないことは百も承知だ。目の前の「1勝」がノドから手が出るほどに欲しいこの時期に期待通りの仕事を見せてくれた投手陣へ向けた言葉は、指揮官の自信の表れだ。

この日の試合で今季、甲子園の中日戦は10勝1分負けなしで〝ラストゲーム〟となった。虎将は「そんなん何も計算してないよ。負けた思たら、あれ倉敷やったんやな」とそっけなく答えたものの、表情には満面の笑みをこぼした。

6日からは敵地・神宮球場へ移動し、ヤクルトとの3連戦。「一試合、一試合やってるだけなんで。まあそら全部勝てるわけじゃないけど、勝てるチャンスあれば逃さないで勝っていくことでしょうね」とし、9月のラストスパートをもくろんでいた。

この記事の関連ニュース