日本代表ＭＦ久保建英（２３＝レアル・ソシエダード）が〝大人のプレー〟を披露した。
５日の北中米アジア最終予選初戦の中国戦（埼スタ）で、左ＣＫからＭＦ遠藤航の先制点をアシスト。所属クラブではセットプレーのキッカーから遠ざかっており、「監督がね、見てくれたらいいんですけどね」と笑わせた。自身は６―０の後半アディショナルタイムに、ようやく得点をマーク。「得点の掲示板、見たら僕の名前がなかったので、最後決めてよかった」と振り返った。
そんな一戦において心境の変化もあった。気負い過ぎから脱却して、周りを生かすプレーを重視。「もう大人になったっていうのが一つ。やっぱり余裕もあるので、僕がが全てじゃないし、あくまでもチームスポーツなんで。僕がやっぱりいろんな選手の良さを出そうというのを、今回の試合に限って意識した」と明かした。
やはり、代表のキャリアを重ねてきたことが大きい。「代表に慣れてきたっていうのと、あとは、みんなギラギラしてるので、そのギラギラをうまくまとめるじゃないですけど、みんなのギラギラがいい方向にいくようにしたい」。リーダーとしての自覚も増しているようだ。