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【パラ卓球】銅メダルの古川佳奈美「しゃがみ込みサーブ」習得は〝ポッキーダンス〟のおかげ!

東スポWEB 2024年9月6日 21時58分

パリパラリンピックの卓球女子シングルス(知的障害)で銅メダルに輝いた古川佳奈美(27=えん・コミュニケーションズ)は、あるCMをヒントに己の武器を磨き上げた。

小学4年時に軽度知的障がいと自閉症スペクトラムの合併症と診断されたが、「運動が大好きで、室内の運動部に入ろうかなと思っていた時に仲の良い友達が卓球部に入ると聞いたので」と中学から本格的に卓球をスタート。3年時にパラ卓球の世界へ飛び込むと、2018年世界選手権で銅メダルを獲得した。21年東京パラリンピックは1次リーグ敗退に終わるも、パリパラリンピックでは表彰台を奪取。「しゃがみ込みサーブ」を武器に花の都で躍動した。

16年リオデジャネイロ五輪女子シングルス金メダルの丁寧(中国)らトップ選手が使う「しゃがみ込みサーブ」は動きが大きく、知的障害者の習得は難しいとされるが、かつて江崎グリコのCMで話題となった「ポッキーダンス」の腕の動きを参考にしたという。

「試合で使いたいという気持ちと、試合で使ってサーブを相手が取れなかったことを想像するとうれしい気持ちになるので、すごい練習した」と地道な鍛錬で自らのモノにしてみせた。

心の癒しはドラえもんの映画。「ドラえもん のび太の月面探査記」が一番好きと笑みを浮かべる努力家は、柔軟な思考でメダルを引き寄せた。

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