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【新日本】EVILが理不尽要求連発 ボルチンに〝検査〟呼びかけ「見るからに使ってるだろ」

東スポWEB 2024年9月7日 5時1分

新日本プロレスの「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」を率いるEVILが、理不尽要求を連発した。14日の北海道・登別大会では高橋裕二郎、ディック東郷とのトリオでNEVER6人タッグ王者の棚橋弘至、矢野通、ボルチン・オレッグに挑戦。ベルト奪取後は新日本本隊の解散を突きつけるとともに、あろうことかボルチンの〝ドーピング疑惑〟を唱え始めた。

EVILは「G1クライマックス」最終公式戦(8月12日、長岡)で棚橋によってセコンド介入を阻止されたことで、本隊との抗争が激化。同17、18日の両国2連戦ではエル・ファンタズモにH.O.T勧誘を断られ袋叩きにするという暴挙を働いている。

登別での王座戦を控え、EVILの憎しみは頂点に達しつつある。「見ての通り、俺の会社にはびこる諸悪の根源がアイツらだよ。偽物の社長(棚橋)にダマされ続けるうちに、ファンタズモのような自分で物事を判断できないクズが量産されていくのは正直もう見てられねえ」と難癖。「アイツらが持ってる唯一のタイトルが、このNEVER6人タッグなんだろ? だったら奪っちまえば、アイツらにはいよいよ存在意義がないってことだ。俺らが勝ったら本隊は解散。ついでにCHAOSも解散だ」と言い放った。その理屈に当てはめてしまうと、現状で一つも持っていないH.O.Tの存在意義も怪しくなってきてしまうのだが…。

王者組への罵詈雑言も止まらない。「何の権限も持たない偽社長の棚橋、いかにも前科持ちで刑務所上がりみたいなツラした矢野ももちろんだが、一番ベルトを巻く資格がねえのはボルチンだろ。体内に凶器を仕込むなんてとんでもねえ野郎だ。レスラー失格だよ」と、聞くに耐えないイチャモンをつけ始めた。

それにしても聞き捨てならないのは「体内に凶器」という文言だ。しかしEVILは妙な自信をのぞかせつつボルチンに対し疑いのまなざしを向ける。「あのバカ力は見るからに使ってるだろ。俺の目はごまかせねえぞ。俺たちはフェアな勝負を望んでるんだから、抜き打ち検査を実施すべきかもな」と、まさかの〝ドーピング検査〟を呼びかけた。

レスリングで世界トップレベルの戦いを繰り広げて来たボルチンへの検査要求は冒とくでしかなく、仮にしたところで陰性が出るのは目に見えている。いくら対戦相手が常人離れした怪力を誇っていたとしても、EVILの根拠なき告発は論ずるに値しないだろう。

「とにかくアイツらは登別で終わりってことだよ。よく覚えとけ」。どこまでも理不尽な発言を繰り返すEVILが、ベルトを強奪してしまうのか――。

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