Infoseek 楽天

【日本ハム】清宮幸太郎〝キヨダンス〟封印危機 周囲は「打撃に影響出たら…」と不安視

東スポWEB 2024年9月7日 6時1分

日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)の代名詞とも言える「キヨダンス」が、まさかの封印危機を迎えている。

2018年頃から清宮は、試合で本塁打を打って生還するとベンチ前で両手を広げて首を左右に振る独特のダンスを披露。この奇妙な動きを今季も時折繰り出していた。ところが、このパフォーマンスに「待った」をかけたのが新庄剛志監督(52)だった。

清宮のダメ押し11号2ランなどで首位ソフトバンクに大逆転勝利を飾った4日の試合後のこと。打撃好調が続く清宮について問われた指揮官が「(本塁打を)打って帰ってきてあのクラゲポーズ? イカポーズ? をしないかずっと見てたんですけど、あれ要らないですよ」と言い放ったのだ。そして「ホームランを打ってるんだから格好良く振る舞ってほしいんですよね。インベーダーみたいだから。これを言うことによってちょっとずつ(ダンスが)なくなっていけばいいんだけど」と笑みを交えながらも清宮に対して「ダンス禁止」を促した。

この新庄監督の清宮への〝ダメ出し〟は指揮官ならではの親心に他ならない。日頃から清宮に厳しい姿勢を貫くのは「チーム、球界を背負うふさわしい打者になってほしい」という願いがあるからだ。だからこそ本塁打後に繰り出すダンスを封印し、強打者としての風格を持ち合わせてもらいたいという狙いがある。

だが、当の清宮にも6年に及ぶ自身のダンスで自らとベンチを盛り上げてきた思いがある。そのため早くも周囲では「ダンス封印で好調な打撃に影響がでなければいいが」と不安視され始めているという。

この件について清宮を直撃すると「やるな、って言われたんで」としょんぼり。「別に僕がやりたくてやってたわけじゃなくて、みんながやりたくてやってたんですけどお達しが来たので。僕はどっちでもいいんですけどね」とも述べ、最後は笑みを浮かべながら今後のダンス封印をほのめかしていた。

ちなみに清宮は6日のオリックス戦(エスコン)でも3打数1安打とし、これで14試合連続安打。打率3割2厘と好調モードを維持している。この日はパ2位のチームも3―2でサヨナラ勝ちし、3連勝。3位・ロッテを4・5差に引き離し、首位・ソフトバンクのマジック減らしも阻止しただけでなく、その差を8ゲームに縮めた。

清宮に降って湧いた「ダンス問題」。周囲の不安が杞憂に終わり、このまま清宮が好調なチームのキーパーソンとして躍動することを祈るばかりだ。

この記事の関連ニュース