弁護士の紀藤正樹氏が7日、「X」(旧ツイッター)を更新。トランプ前米大統領が有罪評決を受けた不倫口止めに絡む事件の量刑言い渡しが大統領選後に延期されたことに苦言を呈した。
トランプ氏は2016年の大統領選直前、不倫関係にあったと訴える女性への口止め料の支払いをめぐり、帳簿などを改ざんした罪に問われ、今年5月に有罪の評決が下された。
この事件についてニューヨーク州地裁は6日、量刑の言い渡しを今月18日から大統領選後の11月26日に延期すると決めた。
紀藤氏はこの決定を報じた記事をXに貼付したうえで「裁判所はいくらなんでもひよりすぎ。裁判所だけでなく当事者には被害者\関係者がいるのに」とニューヨーク州地裁の決定を批判した。
共和党候補として大統領選に出馬しているトランプ氏にとっては、量刑の言い渡しが延期されたことで、有罪評決の大統領選への影響が抑えられることになるだけに、今回の決定は追い風になりそうだ。