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【広島】九里亜蓮 炎天下の熱投103球でチームの連敗ストップ「思い切って腕を振っていこうと」

東スポWEB 2024年9月7日 19時31分

九里が止めた! 広島は7日の中日戦(マツダ)を2―1で逃げ切り、連敗を4で止めた。

6連戦の5試合目。森下、床田、大瀬良と自慢の先発陣でも、今週はチームの勝利に結びつかない苦しい状況。そんな中、今季の開幕投手を務めた九里亜蓮投手(33)が歯止めをかけた。

今季20試合目の先発舞台は新井監督が「『今日、俺が絶対に連敗を止めてやるんだ』と。そんな気持ちの入った素晴らしいピッチングでした」と振り返ったほど、気迫に満ちていた。「とにかく1人でも多くのバッターに投げられるようにと思ってました。『代わるぞ』と言われるまでは、思い切って腕を振っていこうと」(九里)と初回から飛ばした。

3回までは完全投球。4回二死三塁で迎えた竜の4番・細川からツーシームで空振り三振を奪いピンチを脱出すると、雄叫びをあげて、自らとチームを鼓舞した。

直後に打線も呼応した。中日先発・福谷に対し、4回二死から坂倉の10号ソロで先制すると、5回には一死二塁から1番・秋山が右前へ2点目の適時打。このリードにさらにギアをあげた右腕は、気温30度超えの本拠地のデーゲームで7回一死一、二塁まで103球を投げ、5安打1失点。その後をハーン→島内と8回までつなぎ、最終回は守護神・栗林がリーグ単独トップの37セーブ目をあげ、逃げ切った。

連敗ストップに新井監督は「今日はいい日になったので、明日もいい日にしたいなと思います」とホッとひと息。まずは8日の一戦で2カードぶりの勝ち越しをもぎ取り、週明け10日からのリーグVの行方を占う勝負の7連戦へ向け、さらに弾みをつけたい。

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