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【巨人】阿部監督の執念采配実る…オコエ瑠偉のサヨナラ弾に「本当に打ちましたね」

東スポWEB 2024年9月7日 19時52分

執念采配にナインが応えた。巨人は7日のDeNA戦(東京ドーム)を延長12回の激戦の末、3―2で劇的サヨナラ勝利を飾った。

序盤はもどかしい展開だった。先発・井上が6回1失点ながら、打線は8回までに15残塁。得点は丸の11号ソロによる1点だけだった。それでも阿部監督は、1点ビハインドの9回に守護神・大勢を投入。逆転勝利への執念を見せる。

それがその裏に実った。9回裏二死一塁で代打・長野が森原の前に三ゴロ。ゲームセットかと思われたが、これを守備固めで入った柴田が一塁へ悪送球。首の皮がつながって二死一、二塁から、この日一軍に昇格した代打・中山が右前に同点適時打を放った。

延長突入後も救援陣が踏ん張り、負けがなくなった12回裏、二死から途中出場のオコエ瑠偉外野手(27)が値千金の2号サヨナラ弾を左翼席に叩き込み、本拠地は大歓声に包まれた。

普段は冷静な阿部監督も、両手でガッツポーズをしながらベンチを飛び出した。試合後、指揮官は「(オコエに)冗談で『一発狙ってこい』って言ったんですけど、本当に打ちましたね」と殊勲のヒーローにうなずいた。

ビハインドでの守護神投入に「何が起こるか分からないしね。ああいうところが大事になるっていうのは、みんな思ってほしいなと思います」と首位キープに前を向いた。

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