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【新日本】鷹木信悟の20周年記念試合は大激闘 内藤哲也とIWGP世界王座戦を約束

東スポWEB 2024年9月7日 20時57分

新日本プロレスの鷹木信悟(42)が7日に地元・山梨でデビュー20周年記念大会を開催した。

鷹木は大会のメインで「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」のBUSHI、ドラゴンゲート時代の盟友でありライバルでもあったYAMATOとトリオを結成。LIJの内藤哲也&辻陽太&高橋ヒロムと対戦した。

敵軍の連係に鷹木が捕まる苦しい展開が続いたが、関節技の三重奏で反撃に転じる。BUSHIがヒロムにファブル、YAMATOが辻にスリーパー、鷹木が内藤にWARスペシャルを仕掛けて会場を沸かせた。

YAMATOとの誤爆を機に再び窮地に陥った鷹木は、内藤のスイングDDT、コリエンド式デスティーノを浴びる。それでも3カウントは許さずダブルのパンピングボンバーで内藤と辻を吹き飛ばした。

一進一退の攻防が続くなか、残り時間2分を切ったところで鷹木は内藤との激しい打撃戦からMADE IN JAPANを発射した。ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで勝負に出たところを、カウンターのデスティーノで切り返されてしまったが、正調デスティーノだけは許さない。最後はこん身のパンピングボンバーを決めて内藤をカバーしたが、ここで30分時間切れ引き分けのゴングが鳴らされた。

試合後のリング上で鷹木は「内藤! G1でお前と試合する前に『最後のシングルかもしれん』と言ったけど、最後にするわけにはいかねえよな」と呼びかける。今夏のG1クライマックス公式戦では内藤から勝利を収めたものの、優勝を逃したことで内藤の持つIWGP世界ヘビー級王座戦は遠のいていた。しかし「G1覇者として(内藤の前に)立つことはかなわなかった。でもお前に対して、IWGP世界ヘビーに対して特別な思いを持ってるんだ。また勲章奪って、再びお前の前に立ってやるよ。その時はそこにあるIWGP世界ヘビー級のベルトかけて俺とやろうぜ」と、将来的な王座戦を要求した。

これを受けて内藤も「鷹木とベルトをかけてのタイトルマッチ、俺の答えはもちろんトランキーロ、あっせんなよ。ただな、俺にとって鷹木信悟は特別な存在なんだよ。鷹木とのIWGP世界ヘビー級王座戦? やりたいに決まってるだろ。チャンピオンとして、鷹木が挑戦してくるその日を楽しみにしているよ」と呼応。アニマル浜口ジム時代から続く同い年の2人によるドラマに新たな約束が追加された。

内藤たちが退場すると、鷹木はマイクでYAMATOとBUSHIに感謝。BUSHIからはレジェンドからの祝福メッセージがサプライズで届けられ、武藤敬司、大仁田厚、天龍源一郎、藤波辰爾、アニマル浜口といったそうそうたるメンバーが鷹木の20周年にお祝いのコメントを寄せた。

「感無量だね。こうして地元山梨で記念大会ができたのは感無量だよ。残念ながらベルトの手土産はなかったけど、元気ハツラツ、万全の状態で戻って来れた。まだまだやめられねえな。全然腹いっぱいにならねえよプロレス。20年やっても腹八分にもならねえ、半分ちょっとすぎたくらいかな。やるなら今しかねえんだよ。5年後はどうなってるか分からねえけど、今よりも元気かもな」と25周年記念大会の開催にも意欲。ザ・ドラゴンにとって20周年はまだまだ通過点にすぎない。

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