体のホクロのほとんどは、普段は見えないところに隠れているが、見える部分で特に目立つのは、のどの部分のホクロといえるだろう。
まず、のどの中心を外れたところにホクロがあると、相性の悪い人と結ばれやすい。はた目には申し分ないカップルに見えても、年月を経てお互いの性格的なずれがだんだん大きくなり、やがて冷え切った関係になる恐れがある。ほかにも、強気のための失敗にも気をつけた方がいい。
男女とも、のどの中心にホクロがあると、わがままな性格のために家庭生活を暗くしたり、あるいは経済的な面で、家族につらい思いをさせることがあるかもしれない。また、兄弟仲が悪くなりがちで、にらみ合いが絶えないケースも。
のど仏の周囲にホクロがあると、親戚間の交際がうまくいかない。自分の叔父、叔母、おい、めいなどとの関係で、現在、そのようなよくない雰囲気があるなら、素直な気持ちで自分から好意を示し、歩み寄っておいた方がいいだろう。
また、のどを正面から見たときに、あごの幅より外側の首に色の悪いホクロがある人は、大変、情にもろいといえる。からめ手で攻められると、ころりとだまされてしまうのだ。
ただし、これがはっきりしたホクロの場合は、問題をこじらせるほどのことはなく、ときには情のもろさが、けがの功名のような働きをして、人生を切り開いてくれることも期待できる。
◆ジャン・ルイ・松岡 早稲田大学卒。人相、手相、占星術、四柱推命術などを学び、著書に「動物性格占い」「誕生花＆誕生石物語３６６」「血液型別星占い」などがある。