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熱中症だけじゃない!夏場のヒートショックにも要注意です

東スポWEB 2024年9月8日 10時9分

【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】スポーツトレーナー・永井正彦氏が、実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。さて今回の相談は――。

【お悩み】熱中症以外にも夏場に気をつけることはありますか?(50代女性)

【アドバイス】夏場のヒートショック対策も心がけてください。

【解説】旦那さんのお母さんを自宅で介護をしている主婦の方からの相談でした。

意外に思われるかもしれませんが、夏場は熱中症と同時にヒートショックも起きています。

実際、気温差が10℃以上あれば人間の体は異変をきたします。冬場の入浴時に寒暖差で血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こるヒートショック同様に、夏場は炎天下の屋外と冷房がガンガン効いた屋内との寒暖差で血圧が上下するからです。

夏場のヒートショックが起きやすい身近な場所はスーパーです。生鮮食品をフレッシュな状態に保つため、店内は20℃台にキープされています。

35℃以上の猛暑日が頻発している中、スーパーに入ると冷房が効いているので一旦汗は引きますが、軽い熱中症を起こした状態の体が急激に冷やされ、また屋外に出た途端、寒暖差でヒートショックを起こして倒れてしまう危険性があります。

対策としては、少しでも寒いと感じられるような場所に入る時と出る時に、入り口付近で水分補給し、汗が引いてきたら必要以上に首などを冷やし過ぎないよう上着を1枚着用してください。

ヒートショックは急激な温度差によって体がダメージを受ける症状で、めまいや立ちくらみが起きやすくなります。誰にでも起こる可能性がありますが、特に高齢の人は血圧を保つ機能が低下しているのでリスクが高い傾向があります。

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