巨人の阿部慎之助監督(45)が8日のDeNA戦(東京ドーム)で大乱調の先発ヨアンデル・メンデス投手(29)の初回降板を決断した。
背信投球に大きなため息がもれた。約5か月ぶりの一軍のマウンドとなったメンデスだったが、初回の先頭・梶原を岡本和の悪送球で出塁させると、続く蛯名に四球を与えて無死一、二塁と早々にピンチが到来。3番・佐野からは見逃し三振を奪ったものの、オースティンに左越えの適時二塁打を浴びてまずは1点を先制されると、直後の牧にも左翼線への2点適時二塁打を許しさらにリードを広げられた。
ベンチの阿部監督も厳しい表情のままその様子を見つめていたが、その後も制球が定まらずに宮崎、山本と2者連続四球を与えて一死満塁としたところで我慢の限界。無表情のまま「帰れ」とジェスチャーして投手交代を告げると、2番手・赤星へマウンドを託した。
緊急登板となった赤星は京田に犠飛を許したことで最終的にメンデスは0回1/3で4失点と散々な結果に…。負けられない戦いが続く阿部巨人にとってはあまりにも痛手過ぎる誤算となった。