タレントの藤本美貴（３９）が８日に都内で行われた、自身の著書「ミキティ語録 前しか見ない」発売記念トークショーに、親交の深いフリーアナウンサーの中村仁美（４５）とともに登壇した。
「ミキティ語録――」は自身のユーチューブチャンネル「ハロー！ミキティ」の人生相談での回答を集めた〝言葉集〟だ。
この日のトークショーでは、子どもの前で夫婦げんかを見せることの是非を語った。世間一般では「あまり良くないとの声」もあるとしながら、夫でお笑いタレントの庄司智春とのけんかについて「見せるんじゃなくて、見せても良いんじゃない？ って思ってます。なんでけんかしてるのか子どもに説明するし、仲直りした時にも報告するんです」と家族内の出来事として、あえて共有しているという。
中村は、藤本のこの考え方に救われた過去があったようで、夫でお笑いコンビ「さまぁ～ず」の大竹一樹とのけんかを無理して隠すのをやめたという。すると「子どもたちが、私が不機嫌だと空気読むようになりました」と成長した様子を明かし、２人で爆笑だ。
藤本も「これが生きていくうえで１番大事じゃないですか！」と共感し「何か喋りたい内容があっても、今じゃない！ って感じ取る力って大人になると大事ですよね（笑い）」とうなずく。
「我が家では『あなたにとってクリーンな世の中なんてありません』って伝えてます。全ての願いが叶って、言うこと聞いてもらって、なんていうことはないし、大人になったらよりないですよ。理不尽なことばっかりですよね。だから、子どもの時から、そんなに夢がかなうわけじゃなくて、どうやって自分の理想に近付くかだと思うので、そうやって伝えてます。子どもに（笑い）」
夫婦げんかについて熱弁した藤本だが「最近は夫婦げんかするヒマもないです。子どもが３人いると『それよりも寝ます』ってなる。夫婦げんかの回避方法がわかってきました」と明かすなど、変わらず円満に過ごしているようだ。