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【広島】新井監督 中日に痛敗も…粘りを評価「追いついてひっくり返すという気持ちが出ていた」

東スポWEB 2024年9月8日 19時2分

痛いカード負け越しとなった。広島は8日の中日戦(マツダ)にに3―4で惜敗した。

1勝4敗で迎えた9月最初の6連戦の最終日、直近5試合で7得点と好調とは言えない赤ヘル打線には、厳しいゲームとなった。序盤から先発・玉村が初回に4番・細川の2ランなど、いきなり3失点。さらに4回の2番手・松本も木下拓にソロを浴び、4点を追う展開となった。

それでも根気強く反撃に転じた。中日の先発・柳に対し、4回に4番・小園からの3連打で好機から2点を返す、続く5回にも先頭・秋山から3番・野間までの3連打で1点差に。勝利投手目前の柳をマウンドから引きずり降ろし、なお無死一、二塁としたが、2番手・斎藤に後続が封じられた。

それでも1点差。新井監督は「攻めの継投」で、自軍ナインに〝奮起〟のメッセージを示した。7回からは助っ人セットアッパー・ハーンを8回まで来日初の複数イニング、「もう1点もあげられないというところなので、いってもらいました」と9回には守護神・栗林を投入。5回以降、4人の中継ぎ陣で敵の攻撃を封じ続けた。

だが、野手陣が6回以降は竜の救援陣を攻略できず、反撃もあと一歩。試合後の指揮官は「みんな最後までね、追いついてひっくり返すという気持ちが出ていた」と前を向いたが、ペナント最終盤ともいえる局面で、上位争いとは圏外のチームに本拠地でのカード負け越しは、やはり痛い。巨人も敗れたため、首位までのゲーム差に変動が生じなかったのが、せめてもの救いだ。

10日からはその首位・巨人と本拠地で3連戦。「どこが相手だろうと1試合、1試合、みんなで頑張っていきたい」と新井監督。巨人→阪神→DeNAと続く、ペナントの行方を占う7連戦へ、改めて一丸の全員野球で勝負どころを乗り切る構えだ。

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