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【スターダム】5★STAR覇者・舞華 ワールド王者・中野たむと火花「お前のものは私のもの」

東スポWEB 2024年9月8日 21時23分

女子プロレス「スターダム」のワールド王座戦(14日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)に向け、王者・中野たむと挑戦者・舞華が火花を散らした。

8月31日の調布大会で閉幕した真夏の祭典「5★STAR GP」は舞華が初優勝を飾り、同日に刀羅ナツコを破ってワールド王座を奪還した中野たむに挑戦を表明した。

8日の東京・後楽園ホール大会で舞華は月山和香、1か月の米国武者修行を終えたHANAKOと組み、中野、なつぽい、水森由菜組と対戦。

前哨戦となった2人は5分過ぎにようやく対峙すると、強烈なエルボー合戦を展開した。両者は一歩も譲らず舞華がラリアートで吹き飛ばすと、中野もすぐに起き上がりトラースキックで反撃。両者ダウン状態になってしまった。

最後は舞華のアシストを得たHANAKOが、米国で同じ京都府出身のWWEスーパースター、中邑真輔から伝授された白鷺(スタンディング式肩固め)で水森からギブアップ勝ちを奪った。

中野は昨年4月に同王座を初戴冠するも、V4戦で左ヒザを負傷。4か月間の欠場を強いられ、同王座を返上した過去がある。一方の舞華は昨年末、中野の欠場で空位になった同王座の新王者決定戦を制し初戴冠。2月の中野の復帰後からお互いに王座戦を熱望していたが、7月28日の札幌大会で刀羅に同王座を奪われ、実現には至らなかった。

ようやく行われる王座戦に向け、先にマイクを持った舞華は「中野たむ、お前さ、去年ケガでリタイアして5★STAR全敗。まだ呪いがかかってるんじゃないの? その呪いのベルトを私が全部奪い取ってやるよ」と不敵な笑みを浮かべた。

すると中野も「呪いがかかってるのはアンタの方なんじゃない? アンタはチャンピオンを倒してない、ずっと仮のチャンピオンだったよね? 正真正銘スターダムのチャンピオンは誰なのか決着つけましょう」と詰め寄りにらみ合った。

この日の試合で物足りなさを感じたという舞華は、13日の若手主体興行「NEW BLOOD」(愛知・中日ホール)で最後の前哨戦を提案。快諾した中野は玖麗さやかと組み、舞華は新人の梨杏とのタッグで対戦することが決定的になった。

最後には舞華が「言っておくけど、お前のモノは私のものだから」とジャイアニズムを発揮すると、中野も「この世のものは全部たむのものだから!」と対抗し、マイクを投げつけた。王座戦に不穏な空気が漂っている。

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