F1アストンマーティンとの契約合意が伝えられている〝天才マシンデザイナー〟エイドリアン・ニューウェイ氏の超破格契約が明らかになった。
黄金時代を築いたレッドブルからの退団がすでに発表されているニューウェイ氏。これまで大争奪戦が展開されてきたが、2026年から本格復帰するホンダとコンビを組むアストンマーティンへの移籍で合意したと欧米メディアが次々と報道。次戦アゼルバイジャン・グランプリGP前の10日にも正式発表される見込みとなっている。
そうした中で〝優勝請負人〟のニューウェイ氏に対してアストンマーティンが前代未聞の待遇で迎え入れることが明らかになった。
英公共放送局「BBC」は「彼は英国チームと年間3000万ポンド(約57億円)の契約を結び、アストンマーティンに加入することに決めたようだ」と報道。これはF1界でも超一流ドライバーに匹敵する高給で、オランダのモータースポーツ専門メディア「レーシングニュース365」も「彼はF1界で最も高給取りのドライバーと同等となり、F1界のほとんどのドライバーの収入を上回ることになる」とその驚くべき金額を強調した。F1ドライバーと比較しても、3連覇王者のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の年俸5500万ドル(約78億円)、史上最多タイ7度の年間王座を獲得したルイス・ハミルトンの年俸4500万ドル(約64億円)に次ぐ超異例の金額だ。
さらに英紙「タイムズ」は「ニューウェイは契約の一環としてF1チームの株式も取得する予定だ」と指摘。アストンマーティンの共同オーナーに就任する契約まで盛り込まれているという。
超破格契約でアストンマーティンは〝ニューウェイ体制〟が発足することになる。