元楽天でメキシカンリーグのディアブロスに所属する安楽智大投手(27)が9日のスルタンズ戦に2―0の9回から登板し1回無失点の好投でセーブを挙げると、チームもLMB(リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボール)制覇に王手をかけた。
安楽は楽天時代の昨オフに球団内でのパワハラ行為が問題となり自由契約となると、以降はメキシコで現役を続行。現在所属するディアブロスには元DeNAのバウアーも在籍し、この日の試合では勝利投手となるなどプロ野球ファンにとっても馴染みのある選手が活躍した。
チームもこれで優勝決定戦を3戦3勝とし、10年ぶりのLMB制覇まであと1勝。LMBとはプロ野球でのペナントレースと同様、春から秋にかけて行われるリーグ戦で、新天地で躍動する安楽はルーキーイヤーから歓喜の輪に入ることはできるか注目が集まる。