どうなる、６番目の男――。巨人は９日にヨアンデル・メンデス投手（２９）の出場選手登録を抹消。先発ローテーション６番手問題は再び暗礁に乗り上げた。
今季の阿部巨人の課題である「ローテ６番目の男」として８日のＤｅＮＡ戦（東京ドーム）で満を持して先発登板したメンデスだったが、初回から岡本和や自身の失策などで早々にピンチを招くと、オースティン、牧と連打を浴び初回２安打４失点ＫＯ（自責２）。メンデスも約５か月ぶりの一軍登板に向けて気合十分に臨んでいただけにショックは大きかったようで、試合後の取材も直接の対話を避けてコメント対応となり「結果を残せず申し訳ない」と広報を通じて謝罪していた。
メンデスの背信投球により先発ローテーションの６枠目は結局空位のまま…。前夜の試合後には杉内コーチが「まだ決まっていない」と今後の方針は最終決定していないことを強調。同試合で第２先発となった赤星の起用や、二軍からの人員補充などが可能性の１つとしたが、現在の先発投手陣の登板間隔を詰めることに関しては「相手との相性も考えてあるので」と消極的な見方を示していた。