元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏が9日、TBS系「ゴゴスマ―GO GO! Smile!―」に出演し、おねだり疑惑で百条委員会に出席した斎藤元彦兵庫県知事に言及した。
6日に行われた百条委員会で道義的責任について問われる斎藤知事の答弁をVTRで確認した東国原氏は「(告発文を書いた元局長が)『亡くなった原因は、ご本人しか分からないと思います』っておっしゃったんですね。この知事は。びっくりした。絶句しましたね。道義的責任は何だか分からない。もうこれ知事としての資格がないんじゃないかな」と指摘した。
続けて「懲戒免職だとか真実相当性の問題だとか、弁護士さんに相談して(百条委員会で)言ってるわけじゃないですか」と推測。今後の展開については「今度は政治的な判断になってくる。辞任とか辞任しないとかになってくる」と解説した。
斎藤氏のおねだり疑惑について、自身の知事経験を基に「こちらから『ください』は、アウトです。いただくものは、やっぱりあるので、いただきますが、僕が現職の時は、県がいただいたという整理をしてました。ですから秘書課のメンバーとか総務課のメンバーだけに差し入れが偏るという(斎藤知事の)意見は、どうかなと思いますね。総務課が、それをいろんな人たちに配ったりするんですよ」と説明した。
生産者から商品を提供される理由について「知事が何か試食して、それをPRするだとか、そういった目的なんですよ。(僕は)必ず報道陣の前で宮崎牛だとかマンゴーだとか肉巻きおにぎりだとか、そういうのを食べてました。そうすると宣伝になるので。毎週のように食らいましたね。僕は3~4年で宮崎牛1頭分くらいもらったんじゃないかな」とぶっちゃけた。
最後に「自分だけじゃ食べきれないので、秘書課の方たちに平等に分けてくださいってお願いしましたね」と明かしていた。