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【秋場所】7キロ増量の豊昇龍が初白星「体を大きくして、前に出る稽古ばかりしていた」

東スポWEB 2024年9月9日 19時53分

〝パワーアップ〟だ。大相撲秋場所2日目(9日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(25=立浪)が小結大栄翔(追手風)を寄り切って初白星を挙げた。

初日は幕内隆の勝(常盤山)に屈して取材に応じなかったが、この日の取組後は「昨日のことは気にせずに、ケガなくいい相撲が取れました」と納得の表情を浮かべた。

先場所は12日目に右股関節を負傷して翌日から途中休場し、9勝にとどまった。今場所前の体重測定は149キロで、前回の計測時から約4か月間で7キロも増量していた。

場所前の横綱審議委員会による稽古総見で、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)から『投げばっかりだと、上(の番付)に上がれないよ』と〝叱咤激励〟された。豊昇龍は「とにかく今場所は、前に出る相撲を意識している。いろんな親方衆からも『前に出た方がいい』と言われたし、八角理事長の言葉で目が覚めた。先場所ケガをして(今場所まで)とにかく体を大きくして、前に出る稽古ばかりしていた。(今日の勝ちは)そのおかげかな」と手応えを口にした。

先場所優勝の横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)が初日から不在の中、今場所は〝看板力士〟の意地を見せられるか。

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