新日本プロレス９日の後楽園ホール大会で、ＮＥＶＥＲ無差別級王者のＨＥＮＡＲＥ（３２）が高橋ヒロム（３４）の挑戦を退け、初防衛に成功した。
ＩＷＧＰ世界ヘビー級王者・内藤哲也との初シングルマッチに臨むにあたりＮＥＶＥＲのベルト奪取を狙うヒロムに対し、ＨＥＮＡＲＥは強烈無比なミドルキックを連打し主導権を握る。ジュニアヘビー級戦士のヒロムも一歩も引かないファイトを展開し、壮絶な打撃戦となった。
圧倒的に攻め立てながらＳｔｒｅｅｔｓ ｏｆ Ｒａｇｅをカナディアンデストロイヤーを切り返されたＨＥＮＡＲＥは、ＴＩＭＥ ＢＯＭＢを浴びてしまう。それでもこれをカウント２で返すと、ヒロムのトラースキックにヘッドバットで応戦。Ｓｔｒｅｅｔ ｏｆ Ｒａｇｅをこらえるヒロムを強引に持ち上げてさく裂させ、激闘に終止符を売った。
リング上でピクリとも動けないヒロムの元には、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の内藤と鷹木信悟が駆け付けた。内藤がヒロムに肩を貸して退場すると、鷹木は「すげえ試合だな。こんな試合見たら黙ってらんねえよ。ＨＥＮＡＲＥ、次は俺が相手だ。場所は（２９日）神戸でどうだ」と挑戦表明。ＨＥＮＡＲＥもこれを受諾し、鷹木とのＶ２戦が決定的となった。