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立憲民主党代表選・スポーツ紙合同インタビュー 4候補者が自民党にレッドカード!〝退場〟迫る

東スポWEB 2024年9月9日 21時57分

立憲民主党の代表選挙(23日投開票)に立候補した枝野幸男前代表、吉田晴美衆院議員、泉健太代表、野田佳彦元首相は9日、党本部でスポーツ紙6紙の共同インタビューに応じた。

今月は自民党総裁選(12日告示、27日投開票)も予定されており、早ければ10月にも衆院解散・総選挙が行われるとの観測も強い。4人の候補者は「どの新総裁と戦いたい、どの新総裁と戦いたくないか」との質問に答えた。

「誰がなってもしょせん、看板のかけ替えにすぎない」と喝破したのは枝野氏。「裏金議員のけじめをなしに、あんなザル法の政治資金規正法をそのままで選挙をするんだったら、結局は看板のかけ替えでしかない。むしろ臭いものにふたをして、ふたをされたものがますます腐ると思っています。(誰が看板の付け替えか)選ばれた人がそういう方なんでしょう」と自民党そのものを痛烈に批判した。

2番目に登場した吉田氏は「誰が(総裁に)なっても私はやりにくいと思います」とやや慎重な姿勢。その理由として10月に国会を召集してすぐに解散した場合、瞬間的に自民党に〝追い風〟が吹くことを挙げた。それでも、「『裏金議員を公認しません』とやったら『あれ、自民党はやる気なんだ』と思うので、それはやりにくいかなと思う。今のところそこまで踏み込んでいる人(候補者)はいないので、そういう意味では、国民のみなさまに審判していただけるようにします」と戦う意欲を見せた。

「裏金議員にレッドカード!」とポーズを決めて登場したのが泉氏。「同世代間の未来を語る議論になれば負けない自信がある」として小泉進次郎氏を〝指名〟した。戦いにくい相手は林芳正氏だそうで「立憲における野田佳彦さんのような雰囲気を持っているから…。(代表選は)野田さんも枝野さんも戦いにくいですよ」と複雑な胸中を吐露した。

旧民主党政権だった2011~12年、第95代内閣総理大臣を務めた野田氏は、総選挙で戦いたい相手として石破茂元幹事長を指名した。

「私が内閣総理大臣のときに(石破氏が)自民党の予算委員会の筆頭だったんです。時折、議論したし、それからテレビなどのいろんな場面で議論することがありますけども堂々とがっぷりよつになって議論できる相手だと思います。もちろん、手ごわい相手になると思いますけど」と〝好敵手〟との対峙を楽しみにしている様子。

野田氏は、他の総裁候補者については「あとはやめておきましょう。論戦を逃げそうな方ばっかりですね」と辛口だった。

果たして立憲民主党の未来を担う新代表は誰に決まるのか。今後、4人の候補者がしのぎを削る討論会にも目が離せない。

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