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【スターダム】安納サオリが仙女ワールド王座V2戦への不安を吐露 岩田美香との一騎打ち「何をしでかすかわからない」

東スポWEB 2024年9月10日 6時8分

怖い…。女子プロレス「スターダム」の〝絶対不屈彼女〟こと安納サオリ(33)が、センダイガールズ(仙女)の岩田美香(28)を迎え撃つ仙女ワールド王座のV2戦(13日、仙台PIT)へ不安を吐露した。

ここ3か月で3度目となる一騎打ちを前に、いつものクールな表情はなかった。「悩んでいる自分が怖いんです。岩田を目の前にすると今までの自分が壊れちゃう可能性があるし、いつもの安納を表現できないと思うと…」と声を落とす。恐怖心を植えつけられたのは6月22日代々木大会だ。

自らの希望で岩田とのワンダー王座戦を実現させたが、試合は完敗。同王座を初めて国内他団体選手に流出させた責任も追い打ちをかけ、傷心のまましばらく周囲との連絡を絶った。「ガツンとハンマーで叩かれたようでした。プロレスを辞めようかなというくらいまで追い込まれましたね」と振り返る。

周囲の助けもあり何とか立ち上がった安納は、7月15日の仙女・後楽園大会でリベンジに成功。ワンダー王座を奪還しただけでなく、仙女ワールド王座も手にした。ただし恐怖心が完全に払拭されたわけではない。再び岩田との対戦が決まってから当時のトラウマがよみがえり、眠れぬ日々を過ごしているという。

それでも、ライバルから逃げるわけにはいかない。「1回勝ったくらいじゃ解消できない。もう一度向き合いたいというのはありました。だからこそガムシャラに勝ちを狙いにいくし、どんな自分が出てくるのか、何をしでかすかわからない。岩田にも怖いし自分にも怖いんです」

記憶にあるのがデビュー2~3年のアクトレスガールズ時代だ。いろいろなことに悩んでいた安納は試合中に荒れ狂い、大先輩である堀田祐美子の顔をパンパンに腫らせたことがある。岩田戦では再び〝覚醒モード〟に突入する可能性十分だ。

決戦翌日の14日スターダム大阪大会ではともにアーティスト王座を保持する中野たむがワールド王座、なつぽいはワンダー王座の防衛戦に臨む。「2冠チャンピオンのトリオなんてなかなかいないだろうから、3人の絵は残したい」。絶対不屈彼女は、さまざまな思いを胸に宿敵の前に立つ。

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